2011年1月27日(木)に木更津市民ネットワーク主催で企画しました。
施設が受け入れられる範囲の募集定員にと、24人が参加しました。
キャンセル待ちの参加で、関心の高さを思わせました。
動く学習会、バスの中では、介護施設の種類について、基礎知識を学び、2つの施設を見学しました。 |
介護施設の種類
介護施設とは、介護保険三施設と介護保険以外の施設に分けられます。
入所介護型施設 |
・ 介護老人保健施設(老健施設)
・ 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)→1/27見学 「波岡の家」
・ 介護療養型医療施設 |
介護保険三施設 |
・ グループホーム(認知症対応型共同生活介護) |
介護保険以外の施設 |
在宅介護型施設 |
・ 訪問看護ステーション
・ 通所介護(デイサービスセンター)→1/27見学) 「めぐみの家」
・ 通所リハビリテーション(デイケアセンター)
・ 短所入所療養介護(ショートケア)
・ 短期入所生活介護(ショートステイ) |
市町村・社会福祉法人運営 |
・ 養護老人ホーム
・ 軽費老人ホーム(ケアハウス) |
民間運営 |
・ 介護付有料老人ホーム
・ 住宅型有料老人ホーム
・ 健康型有料老人ホーム |
● 介護保険を利用しサービスを受ける場合は、ケアマネージャに依頼することをはじめとして、すべて
事業所と「契約」をすることになります。
● ケアプランを立てる時に、自分の意志をはっきりと伝えることが大切です。プランは一月ごとですが、
途中で変更も可能です。
● 自分の意志に沿わない場合は、すぐに解約することも自由です。
● まず、地域包括センターに行き、相談して介護認定を受けます。そして、ケアプランを立ててもらい
ます。
施設に入所する場合は、入所したいところを自分で探し、申込をして順番待ちとなる。
複数の施設を申込みしている人が多く、順番待ちはとても多く、なかなか入所できないのが実情であ
ることを知りました。
1. 社会福祉法人 育美会 波岡の家を見学しました。
施設の類型 |
特別養護老人ホームデイサービスセンター
ショートステイ 居宅介護相談センター 地域包括支援センター
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所在地 |
〒292-0815
千葉県木更津市大久保761-2
TEL 0438-36-4193 FAX:0438-36-1594
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構造 |
鉄筋コンクリート造り |
敷地面積 |
4261.78㎡ |
延床面積 |
2061.08㎡ |
定員 |
59名 |
設備 |
2人室:7部屋(トイレ付き)
4人室:12部屋(トイレ付き)
食堂、相談室、会議室、静養室、医務室、特別浴室、中間浴室
一般浴室、デイールーム2室、ディ休養室
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年間行事 |
初詣外出、節分、ひな祭り、お花見外出、敬老会花見、納涼祭 運動会、文化祭
出店・外出、クリスマス会、餅つき大会、豆まき、ひな祭り会 その他 |
クラブ活動 |
書道・詩吟・俳句・園芸・コンサート(随時) |
見学会の様子
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さぁ、波岡の家を見学。 |
玄関でマスクをもらい、手を消毒しました。 |
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建物の真ん中は広い庭。夏祭りもここで。 |
築20年が経ちます。
立てた後に介護保険法ができ、
ショートステイの部屋も増築したと施設長。 |
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椅子に座ったまま入れるお風呂もあった。 |
何ケ所かに掲示。
利用者さんが食事を楽しみにしている
様子がうかがえる。 |
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私は初めに見学した波岡の家での施設長佐々木さんのお話しに感動しました。
・利用者さんへの職員のさりげない言葉かけやドアをノックするなど、ほのぼのしたこと
(相手の人権を尊重して接しているのが伝わりました。)
・施設長の職員や職場に対する思い、夜勤や担当人数を軽減し、負担を偏りのないように心がけていること
(継続して働きたい場の確保につながる)
施設を最新に整えるだけでは住みよい環境とはいえない。そこに住む人が人とのつながりも
大切にしてこそ、居心地の良い安心して過ごせる場だと思いました。
行政への要望も、ものづくりに目を向けがちですが、同様に思いました。
2. 株式会社めぐみの家とめぐみハウスを見学しました。
施設の類型 |
特別養護老人ホーム デイサービスセンター
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所在地 |
〒292-0815
千葉県木更津市羽鳥野7-1-3
TEL 0438-37-0656 FAX:0438-37-0656
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構造 |
木造平屋 30坪 |
定員 |
12名 (障がい者2名) 合計14名 |
設備 |
デイルーム、デイ休養室、脱衣室2室、浴室、トイレ3か所
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年間行事 |
節分、ひな祭り、季節ごとの外出、花見、クリスマス会、誕生会、その他 |
※ 基本として介護度のいかんにかかわらず、個人対応を心がけています。
介護保険で対応できない場合は私費での対応もしている。
※ 大久保に「めぐみみハウス」として私費・宿泊の家を開設、長期、短期利用可
(基本、土、日は帰宅) デイサービス利用者優先
見学の様子
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お風呂は広々としていて、着替えも2方向で
できます。
設計で一番はじめに決まった所。
ケアする側、される側の希望が実現した場
だと思いました。 |
宿泊施設 めぐみハウスの一室。
日中はデイケアの方で過ごすので、
食事と就寝のみ利用。 |
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めぐみの家の隣。母の介護をするために建てた家を見学。
2つの寝室の間にトイレがあり、介護する側も安心できる。
距離感を保てるように工夫されていました。
日常の会話で、介護する側のことばがけを例にして、親子のケアの難しさの話に参加者は熱心に聴いていました。 |
トマトはとんとんとん、
きゅうりはきゅっきゅっきゅっ
にんじんはじん…
(3番はオリジナル)
じゃがいも じゃがじゃがじゃが
たまねぎたまたまたま
しいたけ しっしっしっ
ほうれんそう ほっほっほー
野菜をシャッフルして順番を変えたり、
スピードを変えたり、遊び方はいろいろ。
私、もちろん、野菜の順番を覚えてられないので、フェルトで作ったんです。
見ながらだから安心。安心。
以前、めぐみの家訪問のとき、デイケアの
みなさんに手作りエプロンシアター
「トマトはとんとんとん」をしました。
それをバスの中でも参加者の皆さんに
披露しました。
保育園の夕方勤務を2010年12月に退職し、
久しぶりにやったエプロンシアター。
私も楽しかったです。
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