NPO法人あゆみ会における携帯電話・分解作業の事業性とそのモデル化による展望性(PDFファイル)
あゆみ会作業所 |
多機能型作業所 知的障がい 精神障がいの方たち
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所在地 |
〒292-0004
千葉県木更津市久留間1780-2
TEL 0438-41-7883
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この作業所を見学したきっかけ
国は助成金をだし、障がい者の就労支援をしている。
でも、その助成金の出し方はどうだろうか。
障がい者が働いている時間は、ひとりひとり違う。
短時間を毎日働く人もいれば、週に一度、顔を出す人もいる。
障がい者の人数だけで判断して助成金を出すのでは、就労支援ではなく、障がい者支援である。
就労支援は、やはり、働くことを支援するということから考えれば、国は助成金を出すだけでなく、
働いている状況を監査する機能が必要である。
「企業のように、働いた時間なども記録して、それを監査すればいいでしょ。」
と話すのは、特定非営利活動法人 あゆみ会理事長 友田久子さん。 |
早速,見学しました。
毛糸でアクリルたわしや座布団などを作ったりする仕事や、パソコンを分解する仕事をしていました。
見学会の様子
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ペットボトルのキャップを分別。 |
パソコンやモデム、携帯電話などをリサイクルする。
廃品になった機器が今届いたところ。
作業の手を休めて、車から運び出す。 |
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どっさり届いて機器で山積みに。
後日談
「大きな機器の分解は搬送も大変なので、小さな機器を
大量に扱いたいと思っていた。
今日、廃品の病院内で使う電話(PHS)を引き取ることになった。
これがきっかけで、君津郡市で廃棄からリサイクルまで循環できる
システムができるといい」
と抱負を語ってくれました。 |
ひとつひとつ、素材ごとに分別。
しっかり分別すると、高値で買い取ってくれるという。 |
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パソコンをリサイクルできるように、パーツごとに分解。
「しっかり分別すると、捨てるところがどこにもないのよ」と話す。 |
細かな作業も丁寧にしている。 |
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見学を終えて
レアメタルを中国に頼っている日本。
機器の解体を海外でやっている日本。
納期に追われる仕事は無理でも、根気よく地道にする作業ならできる。
① 安定した就労支援ができるように、不必要になった機器を届けてくれる業者を紹介する。
② 分別した素材を買い取ってくれる業者を紹介する。
この2つがうまくできれば、安定した就労ができるという友田さんの話に共感しました。 |
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